チャールズ・ウィリアム・バートレット

お店のカウンターテーブルの上に敷いている、ビニールシートを交換しました
ついでに中に入れてた、商売根性むき出しのチラシ等も抜いてシンプルにしました(笑)

PCを置いた時のコード類を通す穴がぽっかり空いてたので…

チャールズ・ウィリアム・バートレット

ヒマワリの絵ハガキでふさぎました

 

チャールズ・ウィリアム・バートレット

逆サイド側にはこちら(^^)

ダイビングショップなのになんで波乗りの絵なんだよって堅い事言わず聞いてください…(^_^;)
ちょっとした歴史のお話

まずこのサーフィンの絵、実は「版画」で、版画と言えば日本作家かと思いますが、描かれたのはイギリス人のチャールズ・ウィリアム・バートレットさんがハワイに滞在してた時の作品を版画にしたもので1918年と1919年の作

チャールズ・ウィリアム・バートレット

バートレットさん、鎌倉にも来てくれてるんですが…この方、いわゆる「新版画」を世に出した版元の渡辺庄三郎さんに売り込んだ画家だったんです

この新版画と言うのは、明治から大正にかけて浮世絵の復興を目指した版画の新しいジャンルで、渡辺庄三郎さんはヨーロッパを中心に始まった国際的な美術運動アール・ヌーヴォー期のパリやロンドンへ浮世絵を持ち込み、爆発的なジャポニスムブームをもたらした仕掛け人で、横浜流星君のドラマで流行りの蔦屋重三郎の国際版的なお方

川瀬巴水 相模国七里ヶ浜の月光

このバートレットさんの影響を受けて、新版画のジャンルに乗り出したのが、真ん中の絵ハガキ「相模国七里ヶ浜の月光」の作者 川瀬巴水(かわせはすい)さん

鎌倉高校前 江ノ島 江ノ電 川瀬巴水

この神奈川の方ならお馴染みの景色、オーバーツーリズムで問題の海沿い国道134号線沿い「鎌倉高校前」辺りからですね(^^)

そしてこの川瀬巴水さんの絵は、皆さんがお持ちのiPhone…アップルコンピューターの共同創業者であるスティーブ・ジョブズが子どもの頃、友人宅で見た川瀬巴水作の新版画の印象が、その後の美的センスや製品作りに影響を及ぼしたであろうと言われています

歴史は繋がります(^^)

川瀬巴水の浮世絵はホント素晴らしいので、検索してみてください

チャールズ・ウィリアム・バートレット

と言う事で綺麗になったカウンターテーブルで、歴史を感じながらのログ付けお楽しみに(^^)/

おしまい

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