PADI WEBセミナー

PADI ウェブセミナー火曜日、定休日
…でしたが、所属団体「PADI」が開催するウェブセミナーに参加しました

1時間半程の内容でしたが、タイトルがちょっと刺激的(?)だったので、参加してみました(‘◇’)

内容はベテランインストラクターさんの、ちょっと工夫した講習内容の紹介で、その方法はどうか、本当に適した教え方か…などのディスカッション内容等

例えば、OWD(オープンウォーターダイバー)講習で、とあるインストラクターは
「マスクを外した状態で、レギュレーターリカバリーを教えています」
とあり、理由は
「オープンウォーターダイバーコースのスキル練習はトラブルがあった場合の回避方法であり、トラブルは大抵重なった状態で起こる」…とご自身の体験談から、このようなスキルを組み合わせた内容を教えてるそうです

勿論プール環境であり、それぞれ個別スキルの「レギュレーターリカバリー」や「マスク脱着」をしっかり達成した後で行う練習だと言っていましたが…
確かにトラブル回避のためには実際を想定した良いトレーニングだと思いますが、まぁもうこのレベルのトレーニングをOWDコースに組み込むのは、そのお店のオーナーの考え方であります

当然インストラクターマニュアルの中には上記の組み合わせたスキルは必ずやらなければいけないと書いている訳ではなく、それぞれ個別に達成しても認定は受けられる訳です

なのでそのお店のOWDコースの内容に「当店ではここまで教えるお店です!」と本来のOWDコース開催に付加価値として付け加えてるわけで、それは受講するお客様の判断でお店を選べば良い訳ですので、それを引用してきて「教え方がうまい」や「上手くならないのはイントラのせい」…を話し合うのはどのような物なのかと

OWDランクでそこまでのレベルのダイバーになって頂くのはもちろん大切な事です
ダイビングはやはりスポーツである訳なので、一度教えて一回出来た位では「達成したことにならない」訳です
予期せぬトラブルはいつ降りかかって来るかはわかりませんし、潜るポイントにおいて必要とされるスキルの習得も増えて行く訳です

大切なのはダイビングは習い続ける物であり、常に指導して貰える環境下に身を置いてしっかりトレーニングし続けて行く心構えでいる…のが重要なのではないかと思うんです

なのでうちは、とりあえずまぐれでスキル達成したレベルで認定する事はしないにしても、必要最低限(規準通り)やる事は当然やって頂き、その後は上記のように実際起こりえるトラブル対処の情報をお客様と共有し、それに対してのトレーニングを今後受けて頂くなど、本人が苦手とするスキルや強化したいスキルをお客様自身で把握して頂き、我々が個別にそれらを受け付けて、その都度お教えして行けばいいんじゃないのか?…と思った次第です

シンプルに言えば、出だしであれもこれもと難しい事をイントラの考えで練習させずに、今後ダイビングをお楽しみ頂く上で、その方の得意不得意や目的等をしっかり把握し、その方にあったトレーニングを提供していくのが、良いイントラ良いダイブセンターなのではないかと思うんです

あの手この手で自店から遠ざけないように、浮気しないようにと他店や自店以外のイントラの否定や中傷をしてお客様を抱え込むショップも確かに存在します
まずはその体制を変えない事には、日本のダイバーレベルは上がらず、当然ありえない事故も増えて行っちゃう訳です

話の中で、PADIのトレーニング担当の方が「『OWDコースを2日で取得できます』ってお客様を呼ぶ為の口実で宣伝してるお店がありますが、必ずしも2日で取得できる保証はない訳でそれははっきり言って無理ですよ…」
と毎度のごとくおっしゃっていましたが、だったらそんなお店はPADIの正規なダイブセンターとして認定しない所から初めて欲しいわ!…とも思う訳です、ハイ

ダイビングを始める方、続けて行きたいと思った方は
なぜCカードが欲しいのか?
なぜCカードを持ったのか?
と言う理由と目標をはっきりと自覚して頂き、大自然を相手に楽しむためには、自然に対して謙虚な気持ちを持ち続けて行けるのかを、経験豊かなインストラクターに相談、評価してもらわなければ行けないアクテビティだと思います

だって息の出来ない水中に行く訳ですから…

怖さや危険な事も知り、その安全対策もしっかり習い、それから
「海と言う大自然のフィールドで楽しみたい!」
「この素晴らしい世界を皆と共有していきたい!」
と言う思いを大きく膨らまして行って頂き、活動されるのが良い楽しみ方なのではないでしょうか?

 

これをお読み頂いている当店メンバーさんは、勿論この心構えが出来ている方々であり、今後も奢ることなくダイビングを楽しんで行って頂ければと願う休日でした
偉そうですみません…