マリンスポーツでは欠かせない情報の1つ
タイドグラフ(潮汐表)

春から初夏にかけての「大潮」で水面にはかなりの高低差が出ます
上のタイドグラフは4/29の大潮の時の潮位(水面の位置)の変化を表していますが、一番満ちてる時(139cm)と引いてる時(-2cm)とではなんと141cmも潮位が変わるんです
例えば…
逗子の小坪ビーチの写真をご覧ください

潮が満ちてる時…

で潮が引いてる時
潮の満ち引き(干満差)が大きくなりますね

船も近くまで寄せられて、漁師も降りて漁してますね
潮干狩りもこのタイミングで行います
そもそも潮の満ち引きは、太陽と月の引力によっておきます
満ちてる時が「満潮」
引いてる時が「干潮」
1日2回ずつ潮の満ち引きが起きます

因みにこっちが満潮だと地球の反対側のブラジルも遠心力で引っ張られて「満潮」になってるわけです
で「干潮」は一番引力の影響を受けない場所に月がある時に起きる訳です
そして「大潮」と「小潮」の関係は 移動する海水の量の違いです
太陽と月の位置関係で引力が分散され、移動する海水の量が変わってきます

月の引力+太陽の引力=大潮
太陽の引力ー月の引力=小潮
当然大潮の時のほうが水の移動が多くなり、潮干狩りに向いているわけです
水が移動するので水中では潮の流れがおきます
ダイビングではその時間帯を避けて出来れば潜りたい・・・事になります

浜名湖ツアーなんかは正にこの潮の影響をモロに受けるので、潮の移動が少ない小潮の時に潜らなければいけません
潮位の変化は約15日間周期で起こり
大潮(4日間)
⇩
中潮(4日間)
⇩
小潮(3日間)
⇩
長潮(1日)
⇩
若潮(1日)
⇩
中潮(2日間)
⇩
大潮…へ戻るといった具合です
因みに「長潮」や「若潮」とは
長潮(ながしお)は小潮の終わりにあたる潮回りで、上弦・下弦の月を2日ほど過ぎた頃を示しています
海の干満の変化がゆるやかなのが特徴
「干満がダラダラと長く続く」ように見えることから長潮と呼ばれるようになったようです
若潮(わかしお)は、長潮の翌日にあたります
潮の干満差が徐々に大きくなっていきます
大潮に向かって「潮が若返る」ように思えることから、若潮の名が付けられたようです

逆に大潮の日は流れが速くなるので・・・
神子元ではドリフトダイビングが出来るわけですね
そして流れてる方がハンマーヘッドシャークとの遭遇率も上がります
色々ありますね~
以上、為になるラウト海の雑学コーナーでした(^^)/
おわり