
心肺蘇生の際に必要となって来る機器「AED:自動体外式除細動器」
電気ショックを与えて、心臓の拍動を取り戻す装置ですね
とあるアンケートで
『学校で心停止になった子ども232人を対象に、救急隊が到着する前に、AEDを使用された割合を調査したところ、小・中学校で男女の大きな差はなかったものの、男子高校生に比べて女子高生の使用割合が約30ポイント低い結果がでました。
研究グループは「女子高校生にAEDを使う際、一定の抵抗感があったのではないか?」という分析をしています』
…との事です
このアンケート、たまたま高校生以下の子供を中心のアンケートだった訳ですが、仮に大人だけのアンケートでも女性に使用される比率は下がるんだと思います
その理由は
●助けてもセクハラ的に訴訟されたりするリスクがあるなら、助けない方がはるかにノーリスク
●手順を間違えたら訴えられる
●第三者が撮影して謎の社会的制裁くらう可能性がある
…等の声がSNSで上がってるそうです
悲しい世の中…(T_T)
すべて誤解なので、下記を参照してください
◎AEDでのセクハラはデマである事
詳しくは ➡ 「【弁護士に聞いてみた】AEDを使ってセクハラになる可能性ってありますか?」の記事参照
◎手順を間違えたら訴えられる?
意図的な間違った行為や悪意が無い限り、その患者を助けようとした行為に対しては「社会的相当行為」として違法には取られません
これは民法でも刑法でも我々は守られています
詳しくは ➡ 「【弁護士に聞いてみた】AEDを使ってもし人が亡くなったら罪になりますか?」の記事参照
◎周りの目が気になる
まずは周囲に助けを求めましょう
AEDの使用の際に周りの目が気になるのは、要するに手順を知らず、いきなり服を脱がせる事に抵抗があるんだと思います
当店の救急救命講習 EFRコース を是非受講下さい
まず何から始めれば良いのか…と言う救助の手順を徹底的にお伝えしています

◎女性への処置方法は?
上記のようにまずは周囲に助けを呼び、救急救命法を知らない方でも、横に女性がいてくれることで、ちゃんと処置をしたと言う証言をしてくれる方を横に置いたり、人でバリケードを立てて周囲の人に見えない配慮をするなど、アクションを起こしていれば訴訟問題には発展しません

因みにAEDのパッドを貼る際は、必要以上に脱がせたり下着は外さなくても大丈夫です
(まぁこの辺のさじ加減なんでしょうね、色々後から言われるのは…)
AEDの使用方法だけに今回は書きましたが、基本的には電気ショックで心臓の細動(さいどう)、いわゆる痙攣状態を止めることが出来ても、どっくんどっくんと心臓がポンプ活動をしていない場合は、結局のところ心臓マッサージいわゆるCPR技術が無いと、救急車が来るまでの救命処置として継続できません
その場にいる我々市民が、結局は施すことが出来ないと意味が無いんですね
「後悔先に立たず」
自分の大切な人を救うのは自分だと思ってください!

<おまけ>
「X」でのとある女性のつぶやき…
『男性が戸惑ってしまうのは分からなくもない。だからあえて声を上げようとおもいます。「私!!!女性ですが!!胸を見られるより!!!命が大事なので!倒れたら迷うことなくAED使っちゃってください!!服、破ってくれていいです!!』
だそうです(笑)