
11/29-30の二日間で、PADIレスキューダイバーコースが開催
非常に為のある講習でした

参加者はタローさん、Yさん、コクシインストラクターはアシストで参加して頂きました
講習は色んな場面でのレスキュースキルを習得していきます

例えば「パニックダイバーへの対応」
水面からのアプローチだとしがみつかまれる可能性があるので、水中から近づいてまずはウェイトを外す練習
素早い潜降スキルが必要です

事故者を浜にエキジットさせる練習

足を滑らせて事故者を落とすタローさん
わざとじゃないですよね(笑)
水面で溺れそうになってる方を助ける最も素早い対応は、ロープの投げ込み
実はロープだけ投げるのは意外と難しいんです
そこでコンビニの袋に入れて投げてみると、10m先でも簡単に投げられました

コンパスを使い「水中行方不明者」の捜索練習

「意識不明ダイバーの浮上」
水面からのレスキュー呼吸を考慮して、出来るだけ体力を温存する為に浮力浮上で水面に戻ります
体格差のある事故者を水面に戻すのに有効なスキル
しかし緊急事態とは言え急浮上で水面までは戻れません。安全な浮上速度で上がるスキルが要求されます

そして水面に戻ったら、即レスキュー呼吸(水面人工呼吸)を開始
まずはマウストゥマウス(口から直接吹き込む)の練習
※練習では自分の手の甲に息を吹きかけます
EFR講習で習った事がここで活きてきます

マウストゥマウスの練習の次は「ポケットマスク」でのレスキュー呼吸
これを装着していると、事故者の顔に波がかぶっても、水を飲みこむ可能性が低くなり、シール(密閉)して確実に吹き込む事が可能な優れもの

そして吹き込みながら浜まで曳行し、5秒に一回ずつ吹き込む間に、自分と事故者の器材を脱装して行きます

そして無事に修了し、新たなレスキューダイバーが2名誕生しました!
おめでとうございます

そしてひたすら事故者役に徹してくれたコクシインストラクターありがとうございます!
レスキューコースは基本的には救助方法を習うコースではありますが、その他にも…
・器材の装着が早くなる
・潜降・浮上スキルが上がる
・ナビゲーションスキルが上がる
・自分の器材の保持の仕方が正しいか?(例えば現在装着しているオクトパスの位置は果たして緊急時に素早く渡せる位置に保持出来ているのか?)
そもそも事故を未然に防ぐ心構えは何であるのか?
…など、ダイバーなら皆が知っておきたい事柄やスキルを、分かりやすく体験できるコースです
レベルに関係なく受講できるので、安全意識を高めたい方は是非受講ください
何かあってから後悔しても遅いので、皆さんがしっかりと習得して頂けることを願っています(^.^)


