湘南は海藻(草)ありきの海
水温が下がった時季が来ると、当然育つのは海藻
湘南海岸でよく打ち上げられてる あれです
その中にたまに
ワカメも混じっています
その根元の部分がいわゆるメカブ
このメカブの隙間に
深海魚のスナビクニンがよく隠れています
小田原のビーチポイント 石橋などでよく見られます
メカブが生えてる期間ですから、これから春に掛けて観察できますね
今年もそのメカブを頂きました
で
軽く湯通しして微塵切りにし、醤油を垂らしてホカホカご飯の上にのせると、メカブ丼の出来上がり
佃煮にしても美味しいです
↑
海藻類はこんなに身体に良い!!
お通じもよくなり胃腸に優しく、なんと二日酔いにも効果アリ!(笑)
シラスが禁漁期間の時季は、代わって湘南の食を支える海藻類
他にも
アラメは
葉っぱの表面が粗い感じなっています
カジメとアラメの違いが分かりやすくイラストで紹介されてました
アラメは 二股 に葉が分かれるんですが
カジメは 一本の茎で分かれないんですね~
次回水中で確認してみてください
これらの植物達に小魚達が隠れて成長し、生物を育んでいます
春から夏になり水温の上昇と共に、海藻類は海に溶け出し、やはり魚たちの貴重な栄養源へとなっていきます(春濁りも必要な訳です!)
海藻類の生息は、伊豆や湘南で魚が多く観察できる一つの要因ですね
他にもよく見かける・・・
アカモク
大瀬崎の湾内や、熱海の洞窟ポイントの入り口にも良く生えてますね
長いヤツは5mほどになります
小さい生物の隠れ家になったり、5月から6月はアオリイカが卵を植えつけたりしています
まさに海のゆりかご
そのアカモクを乾燥させ
細かく粉末状にし
うどんに混ぜて、逗子の小坪で販売しています
美味しいんですよ、これが!
逗子ツアーの際にお買い求めください(笑)
・・・そして逗子では外せない次に紹介する 海藻は
ミル (漢字でかくと海松)
タツノイトコが擬態してたり
ヒラミルウミウシ がいたりで
水中で目にされた事がある人は多いはず
そしてこの 逗子市小坪産のミルは
11月23日 いわゆる勤労感謝の日 に 宮内庁では、その年の農作物に感謝する儀式、新嘗祭(にいなめさい)が執り行われますが
その時に天皇陛下への献上品として、なんと我々の地元、逗子の小坪産のミルが今でも献上されています
昔からこの当たりのミルは質がよかったんでしょうか・・・?
て言うかミルって食べられたんですね(^_^;)
ミルは昔から庶民との接点は強く、前述したとおり食用や
こう言った衣服の文様にも用いられてきました
可愛いですね
最後に葉山・逗子エリアではこれらの「海藻」の他に
「海草」の アマモ も生息しています
ちなみに「海藻」と「海草」の違いは
・海藻→胞子によって子孫を増やす
・海草→種子によって子孫を増やす
ですね
江ノ島水族館でも紹介されています→ コチラ
当店ブログアマモの凄いところ→ コチラ
ラウトではアマモの植え付け活動なんかもやっております~
過去のアマモ植え付け活動報告→ コチラ
以上海藻(草)ウンチクでした