植物と動物の違いから環境問題を考える

雲見 ダイビング ソフトコーラル

PADIのスペシャルティコースにU/Wナチュラリスト講習なる物がありますが
水中での生態を観察するコースです

講習の達成条件で動物と植物を見分けるカリキュラムがあるのですが、色鮮やかなソフトコーラルは一見お花のようで、植物と思っていた方も多いのではないでしょうか

逗子 ダイビング ソフトコーラル

実際拡大してみるとこのように触手が見え、プランクトンを捕食するために開いたり閉じたりしています

植物と動物との大きな違いの一つに、食べ物の違いがありますね
このような捕食活動の動きを見ていると「あーやっぱり動物だなぁ」と思うことがあります
遠目に見て鮮やかさを楽しみ、マクロの目で見て生態の姿を知る…水中生態観察の醍醐味ですね

では植物のご飯と言えば…「二酸化炭素」ですかね

上の写真は本日、西伊豆「平沢ビーチ」に付着している水中植物が酸素を出しているところ
(写真提供:平沢マリンセンター)

植物は(太陽光)のエネルギーを用いて炭酸ガス(CO2)と(H2O)から、自分自身の栄養となる「デンプン」いわゆる炭水化物(C6H12O6)を合成し酸素(O2)を放出しています

動物は呼吸で二酸化炭素を出しますが、植物は全く逆な訳ですね~

 

田子 ダイビング ボート スペシャルティコース SPサンゴの群生で有名な我らがホームグランド西伊豆の田子

このサンゴの生態は面白く、動物であるサンゴの骨格に「褐虫藻:かっちゅうそう」と言う植物がくっついて共生しています
上記の通り動物であるサンゴは二酸化炭素を出し、植物の褐虫藻は酸素を出しお互いの利益を得た状態で共生している訳です

サンゴの緑っぽい色の部分は正に植物の緑色
なのでよく言うサンゴの白化は「褐虫藻」がいなくなった姿であり、死んでるわけでは無いのですが、そのままにしてると酸素が供給されずサンゴもいずれは死んでしまいますよ…と言う事なんですねぇ

「住まわせて食わせてやるから、その代わりご飯作ってね」みたいな感じなので、サンゴの白化とは奥さんと一時的な別居状態みたいなもんですね
その別居の理由が温暖化であり、水温が上がり過ぎて奥さんが「こんなとこ住んでられっか!」って出て行ってしまった状態です
因みに水温が下がると褐虫藻は再びサンゴに定着し、元の幸せな家庭が戻ってくる訳です(めでたしめでたし)

 

ビーチクリーン ダイビング 水中 清掃

植物と動物が共存していかないと絶対生きていけない世の中
温暖化は深刻な問題であり、地球規模で考えていかないといけない話ですが、話が大きすぎてイマイチピンと来てない方が実際多いような気がします

我々ダイバーは水中でこのような実態を自分の目で見て観察してる訳ですから、しっかりと実感して頂き、生態系保護の為に今日から出来る温暖化対策を、大自然と言うフィールドで楽しませて貰っている我々から実践して行こうではありませんか、皆さん!!バンッ!!(←机を叩き立ち上がる音)

とりあえず「ゴミの分別」「電気の節約」から始めましょうねヽ(^。^)ノ

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