セルフリライアント PADI SP ダイビング

セルフ・リライアントとは「自己依存」を意味します
ダイビングを行う際にバディの有無に関わらず、最初に自分自身を頼りにするための必要な器材、スキル、知識を習得します
それらを習得することにより、単独ダイビングが可能なダイバーになることが出来る上級者向けコースです

シリンダーを2本使用して潜る際の器材の使用方法、エアー消費量からの綿密な潜水計画の立て方などを身に付けることが出来ます

※このコースは決して単独ダイビングを推奨するものではなく、今後のバディダイビング、又はチーム内のより強いパートナーとしてのダイバーを作り上げる事を目的としていますので、安全性のスキルが向上する事を第一に実施しています

生徒ダイバー参加前条件

●PADI アドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー又は他の指導団体から同等資格の認定を受けていること
●少なくとも 100 ダイブの経験を証明できること
●満 18 歳以上であること
●PADI セルフ・リライアント・ダイバー・スペシャルティ・インストラクターによる「ダイビング・スキル評価」を完了すること

この「ダイビング・スキル評価」とは
・基本的なダイバーの浮力コントロールスキルがあるか?
・ダイビング器材に慣れているか(例えば簡単に手が届き残圧計、ダイブ・コンピューター、深度計、ボトムタイマー等)の表示を理解しているか?
・セルフレスキューのスキルを実施する能力があるか?(ナビゲーションスキルやDSMBスキル等)

もし参加を希望する場合、上記のダイビングを実施する準備に欠けている場合、トレーニングに進む前に上記のスキルを習得してから参加することが望ましいです

※当店で潜った事がない方はスキル評価を事前にお受けください(お問い合わせください)

参加前に習得しておきたいスキル

・どのような海況でも中性浮力が取れる方
まだ不安な方は → 中性浮力講習 を事前に受講ください

・サーフェスマーカーブイが普通に使用できること
まだ不安な方は → サーフェスマーカーブイコース を事前に受講ください

・コンパスナビゲーションスキルは必須です
まだ不安な方は → 水中ナビゲーターコース を事前に受講ください

学科講習

<学科>
1日 3時間ほど

<必要ダイブ数>
3回のオープンウォーターダイブで構成されます

講習内容

<学科講習>
・セルフリライアントダイビングの安全性、利便性、実用性、楽しさについて理解する
・セルフレスキューについて
・ セルフリライアントダイビングのコンセプトと、他のダイビングの考え方とどのように関連するのか
・ パートナー無しのダイビングを考慮すべきなのは誰であり、何故なのかを明確にすること
・ セルフリライアントダイバーのメンタリティ(心的傾向)の意味を知る
・予備という概念を知る
・ 何の器材が必要であり、セルフ・リライアント・ダイバーに推奨されるのかを明確にする
・ 適切な器材コンフィグレーションを知る
・パートナー無しのダイビングのためのダイブ・プランを系統立てて表す
・ 地域の環境コンディションに基づいてダイブ・プランを立てる能力をデモンストレーションする
・ ダイビングでの空気消費データを基に SAC レート(水面空気消費量)を確立する
・ 与えられた深度と時間に対するガス消費を計算する
・ ダイビングのための適切な予備を計画するために SAC レートを使用する
・ 使用するために必要なシリンダー・サイズとそのシリンダーに必要な圧力を決定する
・ ダイビングでいつ戻り始めるのかを知る
・ セルフリライアントダイバーとして、いつダイビングを終える(浮上を開始する)のかを知る
・ ダイビング中、問題に直面した際に何をすべきかを知る
・ セルフリライアントの考え方を使用してアプローチできるダイビングの緊急事態を明確にする
・ セルフ・レスキュー能力を向上させる5つのスキルを明確にする

セルフリライアント PADI SP コース

<海洋実習 ①>
●全ての標準器材及び特殊器材を装着して、ダイビングを行なうために必要な正しい量のウエイ トを決定するために水面で浮力チェエクを実施する
●全ての標準器材及び特殊器材を装着して、リラックスした状態で、ノンストップで 200 m水面を泳ぐ
●全ての標準器材及び特殊器材を装着して、手を使う又はキックすること無く水中で1分間ホバ リングすることにより中性浮力をデモンストレーションする
●レギュレーターのフリーフローのシミュレーションとして、予備の空気供給システムにスイッチし、少なくとも2分間予備の空気源から呼吸する能力をデモンストレーションする
●一定の水深で約5分泳ぐことにより SAC レートを計測するためのスイムを実施し、後で計算するために適切な情報を記録する
●水底からリフトバッグ又は DSMB を放出する

セルフリライアント ダイビング PADI SP コース

 

<海洋実習 ②>
●10 分毎にスレートに深度とシリンダーの残圧を記入することにより、時間、深度及びガス供給を認識していることをデモンストレーションする
●水中でマスクを外し、少なくとも2分間、且つ少なくとも 18 mの長さをカバーする距離を泳ぐ
●泳ぎながら、エア切れの緊急事態をシミュレーションし、30 秒以内に自分の主要空気供給から予備の空気供給へ交換し、その後予備の空気供給システムから少なくとも2分間呼吸する。
●予め決められた位置へ方向づけるために水面に出ることなくナビゲーションを行ない、概算で計測された距離を、コンパスを使用してスタート地点の6m以内に戻ってくる
●予め決められた位置へのナビゲーションを行い、概算で計算された距離を、ナチュラル・ナビゲーションを使用してスタート地点の 15 m以内に戻ってくる
●一定の水深で約5分泳ぐことにより SAC レートを測るためのスイムを実施し、後で計算するために適切な情報を記録する。
●水底からリフトバッグ又は DSMB を放出する

セルフリライアント PADI SP コース

<海洋実習 ③>
●20 barのガスを消費する毎にスレートに深度と時間を記入することにより、時間、深度及びガス供給を認識していることをデモンストレーションする
●ブリーフィングで決定した圧力又は時間のどちらかの限界に達した際に、スレートに(もし圧力の限界が先に達した場合は)時間を記入することで、(もし時間の限界が先に達した場合は)圧力を記入することで、戻り始める圧力と時間を認識していることをデモンストレーションする
●インストラクターからのアシスト無しに、ナビゲーションしエキジット地点まで戻る
●泳ぎながらエア切れの緊急事態をシミュレーションし、30 秒以内に自分の主要空気供給から予備の空気供給へ交換し、その後リフトバッグ又は DSMB を放出し、5mで3分の安全停止をして水面まで浮上する
●決められた時間の範囲内であり、シリンダー内の残量が計画された圧力より少なくなること無く水面に浮上する

料金(税別)

●学科講習費
3,000円(1日のみ 3時間程度)

●海洋講習費
1DIVEにつき/7,000円 (最低3DIVE)
※認定までの最低必要ダイブ数です。この本数で修了する事を保障する訳ではありません。
達成条件がクリア出来なかった場合は追加講習の場合もございます

●海洋実習費
各ダイビングポイントの ツアー料金 に準じます
※大体2ビーチ17,000円~19,000円
追加1ビーチ 8,000円(シリンダー込み)

●催行人数
1名様より開催可能

●上記料金に含まれるもの
・指導料
・シリンダー代(1日/2本)
・施設利用料
・当店から現地までの交通費
・傷害保険

●講習で必要なもの
・標準的な一般ダイビング器材
・DSMB 又はリフトバッグのようなサーフェイス・マーカー・ブイと少なくとも 30 mのライン
・予備のガス供給源
ポニーシリンダー装備
ダブルシリンダー装備
サイドマウント装備
のいずれかが必要(ご相談ください)
※上記予備ガス供給はダイビングが片手で操作できるよう構成でなければならない

・予備の水深計とボトムタイマー、又はダイブ・コンピューター
・予備の水面シグナル用器材(音の出る器材と視認できる器材の両方)
・ナイフ / 切断用具
・スレートと鉛筆
・バックアップ・マスク(推奨)

●上記料金に含まれないもの
・飲食代
・ダイビング器材レンタル代
→ レンタル価格
※当店を初めて利用される方は1日分のレンタル代が半額のサービスがございます

・Cカード発行申請料(希望者のみ)
→ 詳しくはコチラ

サンプルスケジュール

①スキル評価を行う3日コース
1日目:
<AM>プールorビーチにてスキル評価
<PM>当店にて学科講習
2日目:海洋実習①&②
3日目:海洋実習③&予備実習ダイビングorオプションツアー

②スキル評価を行う4日コース
1日目:プールorビーチにてスキル評価
2日目:当店にて学科講習
3日目:海洋実習①&②
4日目:海洋実習③&予備実習ダイビングorオプションツアー

③スキル評価を行わない3日コース
1日目:当店にて学科講習
2日目:海洋実習①&②
3日目:海洋実習③&予備実習ダイビングorオプションツアー


日程、その他お問い合わせください