久しく潜る海に期待
今の時期
このように色鮮やかなタツノイトコをよく見かけます
いわゆる「ミル」と言う海藻に尻尾を巻きつけ、海藻のようにゆらゆらしてます
普段はもっと汚い感じで、体に色々とゴミみたいなのをくっつけて、擬態してるんですが
まぁそれを素早く見つけるのがイントラの腕の見せ所(?)なんです…が、この時期はやたら目立つので、一緒に潜ってるお客さんから
「これ、何ですか?」
的な感じで逆に教えて貰ったりします(笑)
そのタツノイトコさんは5月頃産卵期を迎えるので、正に今はナンパしてる事になる訳です
自分の身を危うくしても、必死に相方を探す姿勢…うーむ、さすが(なにが?)
さてその彼らですが、変な形でもヨウジウオ科に属するれっきとした魚
同じ仲間のタツノオトシゴ類と同じく育児嚢:いくじのう(カンガルーと一緒ですね)を持ち、メスは受精卵をオスの育児嚢に産み付けます
結果お父さんのお腹で子供を育てるわけで、ヨウジウオ科のオスは皆「イクメン」な訳です
そんな将来の家庭計画をぼんやり考えながら
あー可愛い彼女でも泳いで来ねーかなぁ・・・
などと考えてるような顔してます
地上は大変なことになってますが
水中では、子孫を残すために、彼らも頑張ってるんでしょう(多分)
久し振りに潜る水中がいつもと変わらぬ事であることを祈りつつ
多くのダイバーが海に入ってない分、生態系にどんな変化が現れてるのかも楽しみにしましょう!