「月」を見てダイビングを思う

今日メンバーさんがフェイスブックで話題にしてたネタを・・・
お休みで暇だったので、まとめてみました
先日5月29日の三日月の写真
moon2.jpg
その方が撮った写真です
綺麗ですね
皆さんはこの写真を見てこの月が
・どの方角に見えるか?
・月齢は?
・何時ころの月か?
分かりますか?(^_^;)
まず『月齢』とは
月の満ち欠けを表したものです
以前のブログで潮の干満が月齢に影響してるお話をしました
http://laut.seesaa.net/article/437763919.html
ちなみに今月の月齢は
moon.jpg
こんな感じです
そこに『上弦:じょうげん』と『下弦:かげん』なるものがあります
いわゆる「半月:はんげつ」の時で、潮で言えば「小潮:こしお」の時で潮の干満差があまりない時ですね
img04.jpg
月がこの位置の時です
ちなみに、この半月をなぜ「上弦」「下弦」と呼ぶかと言うと
まさしく「弦」は弓の弦(つる)
moon-bow.png
その形に似ている所からその名が付きました
それを
moon3.jpg
沈んだ時の形で見るので
弦が上にあるように見える月が「上弦
弦が下にあるように見える月が「下弦
と言います
moon4.jpg
と言う漫画があったらしく、そのメンバーさんはその愛読者で、表紙の月は三日月なので
「三日月」が下弦の月と思われていたそうです
そりゃそう思いますね
で、もう一度月齢表を見ると
moon.jpg
新月から満月に向かう丁度中間上弦の月
満月から新月に向かう丁度中間下弦の月
となります
でお月さんは、太陽と同じく東から出て西に沈みます
ただ月と太陽と地球の位置関係からお月さんが登る時間や沈む時間が太陽と同じにはなりません
大体で表すと
新月: 太陽の方角にあります(なので見えない)
三日月: 太陽が東から昇った約3時間後、に現れます。太陽が沈むと約3時間後西に沈みます。
上弦の月: 太陽が南に来たとき、東から昇ります。夜中西に沈みます。
満月: 太陽が西に沈んだ途端、東から上ります。朝、太陽が出ると同時に沈みます。
下弦の月: 夜中に東から昇り、真昼に西に沈みます。
moon2.jpg
なのでこの写真で分かることは
・左が掛け、しかも細いので、新月から三日目くらいの上弦に向かう三日月→月齢が分かる
夕陽と同じく色が赤いので沈みかけているので「西」にある三日月→方角が分かる
・この日の日の入りは18:49分なので、その3時間後に月が沈むと考えると、21時から22時に撮影→時間が分かる
という訳です<(`^´)>
コナンみたいなブログになってしまいました(笑)
さっきも書きましたが、月齢を見ることでの潮の干満を知るのは
・ビーチでのエントリーのしやすさに影響
・水の動きが多い大潮では初心者はボートダイビングでカレント(流れ)が発生する恐れがあるので注意
・逆にカレントがあると、大物との遭遇率が上がることがある(神子元でのハンマーヘッドなど)
・潮の干満が激しい大潮のときは透明度も変化するので、濁ってる時は回復傾向にある(その逆もあり)
…とダイバーに限らずマリンレジャーをする人、全員に影響してくるわけですね~
いつか月を見上げて、誰かにこんな話をしてみてはいかがでしょうか(かっこいぃ~)